こんにちは、showgoです。
今回は、先日2月27日から3月2日まで行われた「MOBILE WORLD CONGRESS」の参加レポートをお届けします。
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MOBILE WORLD CONGRESSとは?

「MOBILE WORLD CONGRESS」(以下、MWC)とは、毎年2月の終わりにスペイン・バルセロナでて行われているモバイル業界世界最大のコンペティションです。Androidスマートフォン/Windows Phoneのハードウェア/ソフトウェア関する新製品の発表などが行われていて、Samsungなどの大手企業が新製品などの大きな発表をするようになった数年前から、世界のモバイル市場にとって重要なイベントになってきました。それに合わせ、日本からも複数の企業が出展しています。今年は、HUAWEI社がWindows 10搭載のタブレット「MateBook」を発表したりしていました。

出展企業は2000社以上!

出展企業は2000社以上、世界各国から10万人が参加するという一大イベントである「MOBILE WORLD CONGRESS」。端から端まで普通に歩いたとしても数十分かかるような広さの会場に、新製品からサービスまでモバイルに関連するありとあらゆるものが一堂に会しています。パネルディスカッションの参加者も政府、国連、ユニセフ、メーカーなど業種・職種もさまざま。ひとつのテーマに対していろいろな角度からの意見が飛び交っていました。

私はデジタルマーケティング部で中長期戦略を企画・立案しているので、モバイルや世の中の大きな潮流、最新技術などを捉るべく、参加してきました。

「MOBILE WORLD CONGRESS」レポート

メイン会場は大企業のブースが中心で、Mark Zuckerberg氏(Facebook CEO)、Sir Martin Sorrell氏(WPP Chief Executive)など錚々たる企業のCEOが講演を行っていました。
また、同時期に別会場で開催されている「4YFN(4 years from now)」は、スタートアップ企業の展示・カンファレンス。例えば、IoTを使って植物の状態や育て方など教えてくれる製品が紹介されていたり、昨年ソフトバンクが20億円超を出資したCinarra Systems社が今年4月ローンチとなるソフトバンクのユーザーの各種データを活用したリアル行動ターゲティング可能な広告配信システムを紹介したり、スタートアップのピッチバトルなどが行われていました。
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数多くの展示の中でも、印象に残ったものをいくつかピックアップしてご紹介します。

・VR時代の萌芽

私は「“ポストモバイル”はなにか」というのを期待していていた部分もあったのですが、やはりデバイス自体ではヘッドマウントディスプレイなどのウェアラブルデバイスが多かった印象です。Mark Zuckerberg氏も基調講演で「次はVRの時代になる」という話をしていましたが、実際にVRを使って展示している企業はとても多かったです。
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・よりコネクティヴィティが上がった未来へ

次の潮流という意味で一番印象に残ったのが、5G(第5世代移動通信システム)に関する講演です。5Gはより高速に、より同時にさまざまな端末を接続できる次世代の通信規格。2020年に5Gのインフラが整備されると言われていますが、そうなると、車、家電、携帯電話、ウェアラブルデバイス、自動販売機、デジタルサイネージなど、日常生活のあらゆるものがセンサーでつながっていく世界になります。多くの講演で、5Gの登場によりコネクティヴィティが上がっていくという話があったので、そういう潮流はほぼ確実に訪れるのでしょう。その上で様々な新しいビジネスが生まれてくるでしょう。それに向けて私たちがどうするのかは、これから考えていかないといけませんね。

・IoT+モバイル時代のマーケティング

次世代の移動通信システムとともに印象的だったのが、どの企業もセンサーの開発に取り組んでいるということです。例えば、車の企業だったら位置情報や安全確認のセンサーを開発したり、ある企業は靴につけるセンサーを開発したり。これからは、やはり5Gという通信インフラが出来たうえでIoTを中心として全てが繋がっていくという世界になっていくと思いますが、そうなるとユーザーのリアルな行動データが取得できるようになるので、それを用いたターゲティングやセグメントを作っていけるのではと思いました。
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・生活をもっと便利にするためのサービス

その他に興味を持ったサービスは「Swiftkey」。より直感的で簡単なキーボード操作ができるキーボードアプリです。キーボードはスマートフォンでも根本となるところなので、こういうものが普及すると世界中の人がもっと使いやすくなると思いました。
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また、何社かがワイヤレス充電に関する発表をしていました。数年後かにワイヤレス充電が生活に浸透してきて、自宅のみならずコンビニなどの公共の場にも設置されてくると、大変便利になるのに加え、広告マーケティングとしても活用の場もありそうだと思いました。
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・土地特有の問題を解決するサービス

MWCでは世界各国の企業がさまざまなビジネスモデルを紹介していましたが、その国々特有の課題に対して解決策となるサービスを提案している企業も多くありました。例えば、先生と生徒のコミュニケーションプラットフォームや、車・バイク・自転車のシェアリングサービスがありました。日本にそのまま導入しても成功はしないかもしれませんが、日本なりにローカライズしたらうまくいく可能性のあるサービスがたくさんあり、いいヒントを得ることができました。

最後に

「MOBILE WORLD CONGRESS」は、日本にいるとなかなか知ることができない世界の潮流を体感することができ、視野が広がりました。次世代通信規格など、大企業やそのCEOの未来予測には共通している部分が多く、そのような未来に対して、前に進むために自分たちはどうしていくべきなのかという思考を巡らせる、いい機会になりました。