slack

こんにちは、吉岡です。

今日は「Slack無料版を別のSlack有料版に移行する際気をつけるべきこと」と題しまして、移行時にはまってしまいがちなポイントをご紹介いたします。

はじめに

Slackの無料版から、有料版であるPlusに移行する理由は、大きく2つあると思います。

  • 1, 無料版では10,000コメントより前にアクセスできなくなるので、その制限を解除するため
  • 2, SAML認証に対応しているので、ユーザー管理を簡易にしつつセキュリティ向上させるため

通常の有料版への切り替えケースは、無料版をそのまま有料版にグレードアップするケースが多いかもしれませんが、弊社のように様々なチームが別々の無料版Slack teamを利用しているような場合、有料版のチームに集める必要があります。

そのままアップグレードする場合に比べ、別のチームにエクスポート・インポートする場合は気をつけないといけないポイントが幾つもあります。
以下、トピック別にご紹介します。

プレフィックスの設計が重要

複数のチームを1つのチームにインポートする場合、generalやrandomなど、同じ名前のチャンネル名が重なってしまう問題があります。インポートする際に、自動的に“general2”のようにリネームはしてくれるのですが、どのチームのgeneralなのかが判別できなくなってしまいます。

よって、チーム固有のプレフィックス(接頭辞)をあらかじめ決めておくことが重要です。
チームごとに“team1_general”のような名前にすることで、どのチームのチャンネルかを判別しやすくし、チャンネル検索もしやすくなります。

また、チームごとのプレフィックスが決まっていると、有料版特有の機能であるグループ設定もしやすくなります。@チーム名で、そのグループのメンバーだけに通知が送れるようになります。

usernameはニックネームでも良いが、姓名入力は必須

ユーザーのニックネームは、チーム内でのコミュニケーションは円滑になりますが、チーム外からその人を特定することが困難になってしまいます。ユーザーの検索性を上げるためにも、姓名項目の入力は必須です。できれば、日本語で入力したほうが検索性が向上します。

パブリックチャンネルをプライベートチャンネルに移行する時の注意点

複数のチームを1つのSlackチームにインポートするので、以前はパブリックだったチャンネルをプライベートチャンネルに変更する必要が出てきます。関係ないメンバーに情報が漏洩していくリスクがあるためです。

その際に気をつけなければいけないポイントが2つあります。

  • 1, 移行者本人が全部のパブリックチャンネルに入っていないと、移行後プライベート化してインポートする際に、そのチャンネルに入れなくなってしまう。
  • 2, 参加者メンバーも必要なパブリックチャンネルにあらかじめ入っておかないと、移行後自分からチャンネルに入れなくなる。

プライベートチャンネルは、プライマリオーナーですら「メンバーに入ってないと参照できない」という仕様なので、注意する必要があります。
必要なチャンネルには移行前に入っておくようにしましょう。

プライベートチャンネルは移行が難しい

そもそも最初からプライベートチャンネルで運用しているチャンネルは、ほぼ移行できません。「ほぼ」と書いているのは移行する手段があるからなのですが、かなり非現実的です。
それは、無料版のチームをPlusプランに変更する必要があるのです。Plusプランになれば、プライマリオーナー限定でプライベートチャンネルもエクスポートできますが、それには有料化する必要があります。弊社のように無料版を別の有料版チームに集めて移行するような場合には、個別のプラン変更は無駄な出費になってしまいます…

ダイレクトメッセージは移行ができない

個々人でやりとりしているダイレクトメッセージはエクスポートできないので、諦めるしかありません。

OneLoginとSAML連携する場合の注意点

OneLoginというログイン認証ツールとSlack Plusを連携する際に、管理者がアンコントローラブルになってしまうフェーズが有ります。ユーザーを新規追加する際に、各ユーザーのroleにSlackPlusを追加すると、各利用者が利用できるようになるのですが、provisioningが“failed”になってしまいます。
これは、Slackの初回アクセス時に利用承諾のフローを挟んでいるためだと思われます。各ユーザーがこちらを承認してSlack側にアクセスしないと、provisioningが有効にならないのです。つまり、OneLogin側でユーザー権限付与しても、Slack側にユーザーが追加されない、という事態に陥ります。
招待ユーザーにログインを促し続けるしかありません。

おわりに

今回は管理者視点から有料Slack移行時における注意点をまとめてきました。今後はツール管理者同士でノウハウを共有するような流れをつくりたいという希望がありまして、勉強会やイベントなどを開催できたらと思っております。